建築 専門学校 (建築設計科)

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建築見学会/箱根編 #2

2008年09月30日 建築見学会/箱根編 #2

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 さて、 昨日の記事の続きです。
箱根彫刻の森美術館」から次の見学地ポーラ美術館」へと移動しました。午前中から一変、小雨まじりのなか、美術館へ到着。ヒメシャラのみどりに覆われたアプローチからは、建築物のヴォリュームが”箱根の森”に挿入されたことなどは想像できないほどです。
入場して、まず学芸員の方から美術館の建築についての解説をしていただきました。建物と展示品を守るための免震構造のことや、国立公園内の景観を守るために、ヒメシャラなど、この森に植生する樹木の高さ(8メートル)を超えて建築できないという設計条件のことなどをレクチャーしていただきました。この建物のディテール(細部)がとても瀟酒(しょうしゃ)で、かつ繊細に出来ているのは、 免震という技術のうえに成り立っているのだということを知り、あらためて学生も興味を持ってその空間を体験していました。また、オーナー企業ならではの、他にはめずらしい「化粧品」の歴史を含む展示があり、特に女子学生には大変興味深かったようです。(担当:橋本)

今回の見学会のテーマは「建築とアートのある空間を体験する」でした。彫刻の森での現代・野外彫刻の鑑賞、ポーラ美術館ではアートの鑑賞だけでなく、その展示空間のあり方についてまで見学できた有意義な1日でした。こうして東京郊外へ足を伸ばして建築を見学する国内見学旅行もまた、海外研修旅行とは違った意味と良さがあると感じています。学生からは「もっと見学時間が欲しい」との前向きな声もありながら、芸術と大自然を満喫し、無事帰路につきました。「できれば日帰りでなく一泊旅行で、ぜひ温泉も・・・」と、これも同様に上がった学生からの声であります。

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