まず初回の、クライアントの要望事項と敷地の条件を読み取り、クライアントと面会しての公開質疑の模様から始まり、第２回目の収録では、コンペの途中段階として、アドバイザーとなる建築家のエスキースチェックを受け、クライアントへの提案を行う上での厳しい指摘や温かい助言をいただいたこと、それから１週間後の、最終回における非常にタイトなスケジュールの中で、クライアントへのプレゼンテーションを行いました。これらの様子までが収められています。

結果として、アドバイスをいただいた建築家の方が予想した学生の案、そしてクライアントが選んだ案、いづれもが当スタジオからエントリーした学生の案でした。最大の成果を残すことが出来、学生共々嬉しい限りです。私自身が学生の時代には、このようなチャンスはありませんでしたので、大変学生のことをうらやましく思います。また、関わった以上、指導する立場としても熱くなりましたし、絶対に勝たせたい！と毎回収録会場へ臨みました。このような取り組みが行えるのも研究科スタジオならではであります。スタジオが、学生が真剣勝負した様子を、是非ご覧になって下さい。