建築設計科blog
2006年12月13日 卒業制作作業風景
卒業制作に取り組んでいる様子です。画像は、敷地のコンター模型が完成したところです。敷き地周辺の地図を元に、標高ごとに細いパーツを切り出し、重ねて貼り合せていきます。すると山の傾斜などが立体的に表現できるのです。一枚のボードが、こんなに立体的になるなんて、すごいですよね!でも、まだ敷地の模型が出来上がったばかり、肝心の本体の模型はこれからが本番です。O君はただいまスキー場の施設を設計中、これからいろいろな建物がどんどん立ち上がってくることでしょう。頑張れ〜!!(担当:阿部)
コンターはもともと等高線のことを意味します。スチレンボードなどを等高線で切って重ねて制作した地形模型をコンター模型といいます。
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2006年12月12日 コンクリートの中性化
材料実験での「コンクリートの中性化試験」の状況です。コンクリートの中性化は、コンクリートの耐久性に大きな影響を及ぼし、鉄筋の腐食との関係があります。コンクリートの表面にフェノールフタレイン水溶液をコンクリート断面に噴霧し、中性化を調べ、コンクリートの耐久性の大切さを体感しました。百聞は一見にしかず。(担当:清水)
赤紫色:中性化していない部分/色変化なし:中性化部分です。
コンクリートの中性化とは・・・・・ 「 続きを読む」へ
空気中の二酸化炭素とコンクリートが反応することにより、コンクリートのアルカリ性が低下していく現象を言います。
Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O
コンクリートは、もともとpH値12強アルカリ性であり、それによって、鉄筋の表面を守りますが、中性化が進むと鉄筋は腐食し始め、そして、鉄筋の周囲にさびが生じ、鉄筋が膨れ上がり、コンクリートにひび割れを起こし、構造物の耐力が損なわれます。したがって、十分なかぶり厚さ(コンクリート表面から鉄筋までの距離)を確保しなければいけません。
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2006年12月11日 名作住宅模型 ―リチャードマイヤーに捧ぐ―
この写真は一年生が夏休みの課題で制作した住宅模型です。
現代アメリカを代表する建築家の一人、リチャードマイヤーの代表作、ダグラス邸です。断崖絶壁にたつこの住宅は、斜面に建つ住宅の一つの回答といわれる名作住宅で、リチャードマイヤーの名声を確立した初期の代表作。この後のゲティセンター等の大きなプロジェクトにもつながる心浮き立たせるような繊細な空間が見て取れます。制作した学生は、綿密に図面を調べ、コツコツと制作。見せ方にも工夫したようです。マイヤーさんいかがですか?(担当:松村)
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2006年12月10日 プロの道具#2 〜三角スケール〜
三角スケールとは、主に図面を描く時や、測る時に必要な,写真のような三角形の定規です。
3面あるうちの1面の両側に2つの違う縮尺の目盛りが入っていて、全部で6種類もの寸法が測れる優れものです。建築に携わっている人は設計士でも現場監督でも必ず持っている必須アイテムで、胸ポケットにちょこんと納まっている姿を見るとプロの建築家とすぐにわかります。(担当:久本)
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2006年12月09日 二級建築士に13名が合格!(建築デザイン研究科)
二級建築士の製図試験の合格発表が7日に行われ、建築デザイン研究科の13名がみごと二級建築士に合格しました。夏休みに行った夏季集中製図対策、9月の二級建築士製図対策などの成果が出ました。建築デザイン研究科の一期生として、学科試験の合格率82.7%(全国平均37.3%)、製図試験の合格率81.3%(全国平均55.8%)の快挙でした。20才または21才での二級建築士取得は、建築デザイン研究科だからこそできる最速最年少の記録です。今回、残念ながら不合格だった学生は、ほとんどボーダーすれすれのところだったように思います。来年は、再チャレンジとなりますが、これからの授業の取り組みを絶対合格するつもりで頑張って下さい。合格者の皆さん、おめでとう!今度は、一級建築士が現実味を帯びてきましたね。楽しみです。(担当:上田)
建築デザイン研究科は、建築関連の専門学校(本校建築設計科など)や大学を卒業後、さらに2年間「建築」を専門的に学ぶ学科です。1年前期の目標は「2級建築士取得」です。1年後期は「スタジオ」(目的別小人数グループ建築専門教育システム)により、インターシップやワークショップ、コンペに取り組んでいます。
建築設計科では、就職、進学(大学進学・編入)の他、建築デザイン研究科への進学など進路の選択肢が豊富なので安心して学ぶことができます。
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